この記事では
- ストレートネックの原因と症状
- ストレートネック枕の選び方のポイント
について紹介します。
現代の国民病とも言われているストレートネックは、首のカーブがなくなり「首が前にニュッとでた状態」ことを指しています。
そのままにしておくと、肩こり、頭痛だけでなく吐き気など様々な症状を引き起こすので気づいたらすぐに対策が必要です。
ストレートネックは枕からも改善できるのですが、反対に合わない枕をつかうと逆効果になる可能性もあります。
ここでは、ストレートネックについて理解し正しい枕の選ぶ上でチェックすべきポイントを紹介していきます。
ストレートネックとは
ストレートネックは写真の左側のように、首が真っすぐになって前に出てきた状態です。
ストレートネック自体は病気でなく、「首のカーブが失われた状態」のことを指しています。
本来、首にはS字型のカーブがあり、カーブの上に頭がくることで、背骨から頭を支えることができるようになっています。
頭の重さをカーブによって和らげるようなイメージです。
しかしストレートネックになってしまうと、首のカーブがなくなり身体で支えられないため、頭の重さが直接首にのしかかってしまいます。
下の画像の通り、頭が前に出れば出るほど首への負担は増加します。
ストレートネックは生活環境が原因?
最近になって有名になってきたストレートネック、実は現代のライフスタイルが原因になっています。
それは、「スマホ/パソコン」が普及したことです。
スマホやパソコンを使うとき下を向いて画面を見ていませんか?
うつむいた姿勢は首のカーブがなくなっている状態になります。
今では誰でもスマホを持っていますよね。
ある調査では一日のスマホの使用時間が2-4時間程度の割合が40%程度と言われています。
仕事でパソコンを見て、家でスマホを見て生活するうちに、うつむき姿勢がくせとなり知らぬ間にストレートネックになってしまった。
なんてことはよくある原因となっています。
このような生活環境がストレートネックを増加させているのが現状です。
ストレートネックが引き起こす症状
ストレートネックになると、
- 肩こり
- 腕の痺れ
- 頭痛
などが主な症状として挙げられます。
しかし、ストレートネックは首の神経にも負担をかけるため、
- 寒気
- 疲れやすい
- 気力が出ない
などといった症状も併発することがあります。
特にストレートネックの人は毎日なんだか疲れやすいと思っている人が多いため、もし原因がなく疲れやすいと感じていたら一度ストレートネックを疑ってみてもいいかもしれません。
酷いときはうつにつながる可能性もあるため、気づいたタイミングで改善させることが必要です。
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ストレートネックを枕で改善させる
枕は寝ている間に正しい首の姿勢を整えるサポートしてくれます。
正しい枕を使えば、首のカーブを取り戻しストレートネックを改善させることもできるようになります。
睡眠中は身体の疲労回復や記憶の定着など様々なことを行っています。
同じように首も疲労を回復させようと取り組んでいます。
しかし、合わない枕を使っていた場合、せっかくの睡眠中の首の疲労回復ができません。
それどころか、間違った姿勢で首に負担をかけてストレートネックの症状を悪化させる可能性があります。
そのため、ストレートネックの人はこだわって自分に合った枕を使用する必要があります。
ストレートネック枕の選び方ポイント
ではストレートネックの人が使うべき枕はどのようなポイントがあるのでしょうか?
一つ一つ見ていきたいと思います。
高さ調節できるもの
ベストな姿勢で寝るためにも、「高さ調節できる枕」を選びましょう。
寝るときのベストな姿勢は、真っすぐ立った姿勢が寝るときも維持されている状態(身体の重心が揃っている状態)と言われています。
イメージしにくい人は壁に頭を付けて真っすぐ立ってみてください。
その立っている状態で横になればベストな姿勢と言われています。
ベストな姿勢で寝るには基本的に「高さが調節できる枕」が必要になります。
なぜなら、人それぞれ寝るときの姿勢や自分の首の高さが異なるからです。
例えば、高すぎる枕などを使っていると、頭が前に出た状態になってしまいます。
この状態は立った姿勢で言うと、頭が前に出てしまっている状態、ストレートネックに近い姿勢になっています。
本来、寝ている間で疲労回復などにつながるはずが、ストレートネックを悪化させてしまいかねません。
そのため、良い枕を購入しても高さが自分に合わなければ意味がありません。
高さ調節機能があれば、自分に合わない場合も高さを変えられるので安心です。
仰向けで寝る場合
仰向けに寝る場合、首のカーブのスペース埋める枕が必要になります。
しかし、枕が高すぎると下の写真のように頭が前に出てしまい、首を圧迫してしまいます。
下の枕は某メーカーの枕ですが、枕が高すぎるため頭が前に出てしまっています。
自分の高さにあった枕を使えば、首が前に出ることを防げます。
横向きで寝る場合は肩の高さに注意する
横向きで寝る場合、肩の高さを考えなければなりません。
仰向けの時と同じように考えて枕を選んでしまうと、肩の高さよりも低い枕を選んでしまいがちです。
その場合、頭が直線にならずに垂れさがってしまう恐れがあります。
同じように首に負担を与えてしまうのでよくないですね。
下の写真の通り、肩の高さ分をカバーできると重心が保たれた姿勢で寝ることができます。
このように寝方によってベストな枕は変わってきます。
両方の寝方で寝ているよ!ってことであれば、YOKONE3は「仰向け、横向き」に対応しているのでおすすめです。
寝心地について
ストレートネックを改善させようと思うのであれば、快眠ができる枕を使うべきです。
効果があったとしても寝にくい枕であれば、結局使わなくなってしまうなんてことになりかねないからです。
人によって好みはそれぞれあると思います。
カバーの質であったり高さであったり枕の特徴など、その人が重視している点から選んだ方が長く使えると思います。
ただし、寝返りを打っても枕から頭が落ちないような枕を使うことをおすすめします。
人は一回の睡眠で20回程度寝返りを打つと言われているため、小さすぎない枕ですと頭が落ちてしまいます。
横に60-70㎝程度あれば、寝返りを打っても頭が枕から落ちないため快適に寝ることができるでしょう。
固さについて
ストレートネックに効果的な枕の固さは
- 固すぎない
- 柔らかすぎない
ものがベターです。
枕の形が変わらないようなレベルの固さのものを使うと、首のカーブにフィットせずに負担を与えてしまいます。
逆に良く沈むような柔らかさの枕になりますと、頭を置いたときに必要以上に沈み込んでしまうため、姿勢が崩れがちになります。
このような場合も首に負担を掛けることになるので、肩こり、頭痛につながる可能性があります。
ホテルなどには、すごく沈んで快眠できそうな枕が置いていることもありますが、個人的にはおすすめしていないです。
以上から、ストレートネック枕としては
「寝返りを打ったとしても、首のカーブが維持される」ような固さがベターとなります。
枕の素材について
- 高反発ウレタン
- 低反発ウレタン
- 高反発ファイバー
- そば
- 綿
- 羽毛
- ビーズ
等、様々な素材の枕がありますが、個人的におすすめしてるのは高反発ウレタン、低反発ウレタン、高反発ファイバーです。
実際にストレートネック対応枕としておすすめされているのもこの3種類の素材が多いです。
高反発ウレタン
ウレタンの中でもしっかりと反発力があるため、がっちりとした下からサポートがあります。
最近ではその反発力からマットレスに使われることが多くなっています。
フィット感が高く反発力もあるため安定してた睡眠がしやすいです。
自分に合った枕を選ぶことができれば、肩こりや首の疲れを解消が期待できます。
高反発ウレタンは
- 体重が重たい人
- 体型ががっちりしている人
- 筋肉質なアスリート体型
の人に向いています。
低反発ウレタン
低反発ウレタンは高反発ウレタンと比べるとかなり柔らかい肌触りになります。
押してみると分かるのですが、低反発ウレタンは「柔らかく、ゆっくり沈み込む」といった柔らく包み込むような感触があるのが特徴です。
柔軟性があるため、頭の形、首のカーブにも対応してフィットさせることができる枕です。
フィット性が高いため、自分に合った枕を選ぶことができれば、肩こりや首の疲れの解消が期待できます。
低反発ウレタンは
- 体重が軽い人
- 標準体型の人
の人に向いています。
逆に筋肉質の人になると、身体の重さを分散しきれなくなる可能性があるため、寝心地が悪くなることがあります。
高反発ファイバー
高反発ウレタンよりも反発力があるのが、高反発ファイバーになります。
絡み合った繊維ファイバーが強度を作るため下からのサポート力がかなりあります。
また一番のポイントは清潔感がかなり高いことです。
基本的に丸洗いができないウレタンとは異なり、高反発ファイバーは繊維の絡まりできているので中身はほぼ空気層。
そのため、水で丸洗いが可能になっています。
また通気性が抜群に良いため、寝ているときもムレを感じることは少ないです。
このような特徴から高反発ファイバーにおすすめなのは、
- 常に清潔な枕が使いたい人
- 固めの枕が好きな人
- 体格が大きい人
になります。
価格
枕の価格は安いものは500円程度から高いものは3万円以上すると、値段にかなり幅があります。
この差は枕の素材や耐久性、機能による差がほとんどです。
実際に比べてみる分かりますが、安い枕になると高さ調整ができないものであったり、フィット感が足りなかったりと快眠する上で満足できるものが少ないです。
そのため、ストレートネックを改善させたいのであれば、安い枕はできれば避けた方がいいです。
枕は毎日使うものであるため、少々高いものを使っても1日で見ると数十円~数百円レベルのコストになります。
個人的には7000円~20000円程度の枕であれば、高さ調整機能など工夫がされている枕が多い印象なので、その辺りから選ぶのがおすすめです。
ストレートネックにおすすめの枕とは?
ストレートネック枕まとめ
- 高さ調整ができるもの
- 大きさは寝返りを打っても枕から頭が落ちないもの
- 固さは寝返りを打っても快適さがあるものがベター
- 機能よりも寝心地がいいもの
これらを満たすとストレートネックにも効果が期待できる枕を選ぶことができるようになります。
ただ、枕を自分で一つ一つ体験して選ぶのも時間と手間がかかりますよね。
できれば、時間を短縮して良い枕を早く使いたいと思いませんか?
そこで、すでに私が試した中でおすすめする枕を一つピックアップして紹介したいと思います。
YOKONE3(ヨコネ3)
横向き枕としてベストセラーとなっており、TBSのニュースや番組でも紹介された枕です!
頭、首、肩、腕をサポートする独自の形状で快眠をサポートしてくれます。
4段階の高さ調整が可能で自分にあった高さに調整して使うことができます。
首のストレッチ機能も寝る前についているため、寝る前のリラックス習慣にも最適!
今なら2つ購入で特別価格で購入できます。
どれにしようか迷っているならおすすめです。
こちらでは、私が実際に使用した枕をレビューしてランキングをつけました!
是非、購入前に参考にしてみてください。
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