この記事では
- 日頃肩こりがひどくて悩んでいる
- 原因のない吐き気に悩まされている
人に向けて肩こりと吐き気の関係とその対処方について説明していきます。
一見関係のないように見える吐き気と肩こりですが、場合によっては実はすこし関係があるって知っていましたか?
今回は「なんで吐き気が肩こりと関係しているのか?」というところ明らかにしながら説明していきます。
肩こりの原因が分かれば対策も立てやすいので、自分の肩こりについて一度見直してみてください。
肩こりと吐き気の関係を知る前に
吐き気を感じている人で肩こりも自覚している人でも、両方の原因を知ると自分が何をするべきかをより理解できるようになります。
準備はよろしいでしょうか??
それでは行きましょう!
肩こりとは
そもそも肩こりってどう言ったものでしょうか?
実は肩こりって病気ではなく、症状のことを指しています。
主に首の裏側や背中辺りに重苦しさやハリ、さらには痛みを感じる状態のことを肩こりと呼んでいます。
肩こりが発生する仕組みは、
- 同じ姿勢を取り続ける
- 肩回りの筋肉が緊張し固まる
- 血行が悪くなり、酸素や栄養が上手く回らなくなる
- 疲れが取れずに肩こりにつながる
といった流れで発生するといわれています。
肩こりは大きく分けると4つの原因がある
- ストレス性
- 姿勢が悪い
- 眼精疲労
- 運動不足
一つ一つ見ていきましょう。
ストレス性
ストレスで肩こりになるともいわれています。
具体的には、うつや生活環境のストレスなどがあります。
実際に人間関係で悩んだ時に肩回りが重たくなった気がしたと感じたことはありませんか?
ストレス重く感じると血行が悪くなって肩こりになってしまいます。
姿勢が悪い
最近多いのが「姿勢が悪い」こと。
悪い姿勢を続けることで、筋肉が凝り固まって肩こりになってしまいます。
同じ姿勢を10分続けるだけでコリが始まってくるといわれるレベルなので、簡単に凝り固まってしまいます。
デスクワークをしている人に肩こりが多いのも「悪い姿勢を続ける」ことから来ていると考えられます。
では悪い姿勢とはどのようなものでしょうか?
参考:大原薬品工業
写真を見てください。
正しい姿勢と悪い姿勢を現しています。
自分が座るとき、どれが当てはまりますか?
特に多いのが、真ん中の前かがみになる姿勢です。
パソコンを使うことが多いと、画面を見ようとしてどうしても前かがみになってしまいます。
肩が前に出てくるのですがものすごく血行に悪いため、肩回りが緊張し、コリにつながっていきます。
パソコンを使ったりスマホを使ったりすることが当たり前になってきている中、姿勢が原因で肩こりになっている人は増えています。
眼精疲労
- 目がショボショボする
- 物がかすんで見える
といったことはないでしょうか?
デスクワークをしている人なら一度は経験しているのではないかと思います。
仕事中の目の疲れ。
実は肩こりにも関係しているのです。
画面上の文字に集中して仕事をすると思うのですが、じっと見ることが増えるので、目の周りの筋肉が緊張します。
実はその緊張は肩回りや首回りの緊張も同時に引き起こしています。
肩回りが緊張してしまうと、血行が悪くなってしまうので肩こりにつながってしまいます。
運動不足
血行が悪くなってしまうことから肩こりになるのであれば、肩回りの血行を良くすれば肩こりにもなりにくいと想像できると思います。
血行をよくするためには運動がかなり効果的です。
しかし、WHOは「日本人の3分の1以上が運動不足」と報告しており、実際は運動をしていない人が多いのが現状です。
運動不足により栄養や酸素を上手く循環させることができないため、肩こりが慢性化してしまっています。
軽いウォーキングやストレッチでも身体の血液は回りだすため、肩こりに悩むのであれば運動は欠かせません。
吐き気の原因
- 病気
- 自律神経への負担
- 薬の副作用
吐き気の要因は色々ありますが、病気や薬の副作用については、ある程度想像がつくのではないでしょうか。
ここでは、日常的な吐き気の要因として考えられる「自律神経への負担」について注目していきます。
自律神経への負担
自律神経は様々な機能を調整しています。
循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経です。
負担を受けると調整している循環器、消化器、呼吸器の活動に影響を与えます。
簡単に言うと正常に動作しなくなってしまいます。
そうなると
- 吐き気
- 頭痛
- 寒気
- 眼の渇き
- 疲れやすい
などの症状が出てきます。
自律神経は首の裏側に集中しているため、日常的に首に負担がかかるとこのような症状が出てくると考えられます。
実は自律神経への負担は悪い姿勢から発生することもあります。
首への負担を通して肩こりと吐き気が発生しているかも
日常的な吐き気と肩こりの関係についてですが、一度整理してみましょう。
- 肩こり→首回りの負担→悪い姿勢が原因
- 吐き気→自律神経への負担→首回りの負担が原因→悪い姿勢が原因
直接的には関係していない肩こりと吐き気も実は首への負担(悪い姿勢)を通して関係しています。
ストレートネックの人ほど首への負担が大きい
日常的な肩こりと吐き気も悪い姿勢を通して発生する可能性があるのですが、悪い姿勢になるのはどのような人が多いのでしょうか?
実は首への負担が大きい人には特徴があります。
ストレートネックになっていることです!
ストレートネックの人は首に負担をかけるような姿勢になってしまうので、自律神経に負担をかけるだけでなく、首回りにも負担をかけるので肩こりも併発してしまいます。
ストレートネックとは
ストレートネックは、「首が元々持っていたカーブが失われ、まっすぐに前に出てしまった」状態です。
例を挙げると、電車の中や会社の中で首がニュッと前に出ている人いませんか?
このような人は典型的なストレートネックです。
最近では新しい国民病と言われるぐらいに、ストレートネックになっている人が増えていると言われています。
別名「スマホ首」とも呼ばれています。
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意外と知られていないストレートネックの症状
首への負担が大きくなると自律神経に負荷がかかってしまい、
- 吐き気
- 頭痛
- 寒気
- 眼の渇き
- 疲れやすい
などの症状につながると話しましたが、ストレートネックの症状はそれだけではありません!
もちろん首回り、肩回りにも負担をかけるので肩こりにもつながる可能性のある状態ですが、ストレートネックはひどい場合にはうつを引き起こす可能性のあるものです。
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ストレートネックを改善させるには
ストレートネックを改善させるには、正しい姿勢を保つことが何よりも大切です。
- うつむき姿勢をしないように気を付ける
- 定期的な運動を行う
- 首に負担をかけない姿勢で寝ること
これらを行うだけでストレートネックには効果があります。
その中でも一番取り組みやすいのは、首に負担をかけない睡眠です。
なぜなら、人は毎日寝るからです。
他の二つは自分が意識しないとできないですが、睡眠であれば毎日時間が来れば眠ります。
そこでいい睡眠ができるようになるだけで、今よりぐっとマシな生活ができるようになるはずです。
いい睡眠をするためには枕も必要です。
こちらではストレートネックから来る肩こりや吐き気に悩んでいた私が実際に使ってよかった枕をランキングにしています。
良かったらチェックしてみてください。
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まとめ
- 日常的な吐き気は首に負担がかかることで自律神経に負荷を与えている
- 肩こりは血液の循環が上手くいっていないことから発生している
- この二つは悪い姿勢を通してつながっているかも!?
- 共通した悪い姿勢とはストレートネック
- ストレートネックを治すには「運動、日々の姿勢、首に負担かけないいい睡眠」
是非、日々の肩こりと吐き気について一度見直してみてください。