ストレートネックは現代の国民病とも呼ばれており、もはや誰にでも起こりうる症状となりました。
しかし、実際に何が原因でストレートネックになってしまったのか分かりにくいのも事実。
この記事では
- ストレートネックを引き起こすうつむき姿勢とは
- 気を付けるべき場面
- うつむき姿勢を避けるためにしたいこと
をまとめて、ストレートネックネックを予防する方法を伝えていきます。
これを読めば、日々の生活における姿勢に必ず注意がいくようになるでしょう!!
では行きましょう!
ストレートネックを引き起こす姿勢とは
頭が前に出て首がニュッと出た状態のストレートネック。
ストレートネックになってしまう原因は一体何なのでしょうか?
ストレートネックが起こる原因を簡単に述べると、頭を支えるために頸椎に負荷がかかりすぎて、首、肩回りの筋肉が凝り固まってしまったからです。
※頸椎(けいつい:首の骨)
人間の頭は6㎏ぐらいあり、60Kgの人だと身体の10%ぐらいを占める重さのものです。
本来、頭は身体全体で支えるので、重さが分散されてストレートネックになることはありません。
実際にしっかり重さを分散できれば、かなり重たいものだって支えることだってできます。
東南アジアなど女性が頭に大きなコメ袋など乗せて歩いているシーンを見たことがあるのでないでしょうか?
しっかり重さを身体全体で分散しているからです。
それなのに、ストレートネックになってしまう人は頭の重さを上手く分散できていません。
なぜかというと姿勢が悪いから。
それがどんな姿勢かというと、「うつむき姿勢」です!
頭が出れば出るほど負荷がかかるうつむき姿勢とは
うつむき姿勢になると、自然と頭と肩が前に出てきます。
これがとても危険な状態!
うつむき姿勢になると頭を垂らしがちになります。
そうなると「頭の重さを首だけで支える」ようになります。
うつむき姿勢では、頭が前に出れば出るほど首に負担がかかっていきます。
前に出れば出るほど負担が、とありますが?どれぐらいでしょう?
実際に、頭が前に2㎝出るだけで首にかかる頭の重みは2倍といわれています!
4㎝出ると5倍に!!
4㎝程度前に頭が出ている人なんて、そこらを見渡せばたくさんいそうですよね。
その人たちはいつもより5倍もの負荷を首に受けていることになるんです。
そんな状態が続くと頸椎に負荷がかかって、筋肉が凝り固まり首のカーブがなくなってしまいます。
実際にやってみてください。
うつむき姿勢をすると、何となく首がしんどい感じがしませんか?
その状態こそ、落ちようとする頭を必死に首が支えている危険な状態ということです。
気を付けるべきシチュエーション
うつむき姿勢が危険ということが分かっても、実際にそこまでうつむき姿勢になっているかなんて分かりませんよね。
しかし、うつむき姿勢は案外無意識に行っていることが多いです
- デスクワーク
- 電車の中
- 勉強中
- 料理中
- スマホ、ゲームをしているとき
などはうつむき姿勢になりやすい姿勢といえます。
一つずつ見ていきましょう!
デスクワーク
パソコンを見て仕事をしている場合、そのパソコンをのぞき込むように仕事をしていませんか?
キーボードを打つ仕事であると、どうしても長時間肩が前にでてしまった状態で固定されてしまいます。
そうすると、自然と背中が丸まってうつむき姿勢になりがちです。
電車の中
電車の中はうつむき姿勢のパラダイス!
例えば、電車で寝てしまうとき。
一見気持ちよく寝ているように見えますが、首が前にたらんと垂れている人が多いですよね。
読書している人も、下を向いて頭が垂れていることが多いです。
無意識にうつむき姿勢になっていることが多いのが電車のなかかもしれません。
料理中
キッチンは低いことがおおいので、下を向きながら調理することになります。
前を向いて調理をすることは中々ないですよね。
もうわかると思いますが、どうしても頭が垂れてきます。
スマホ、ゲームをしているとき
携帯ゲームをしている、スマホを使っているとき一番うつむき姿勢になる可能性が高いです。
例えばスマホを使っているとき、スマホはどこにありますか?
スマホと目縁が水平になっているのであれば問題ありません。
しかし、実際はスマホが下向きになっていることが多いのではないのでしょうか?
スマホの使用時間は増えている中、ずっとうつむき姿勢で使用していれば首に対しての負担は計り知れません。
一番気を付けたい場面とも言えますよね!
このようにストレートネックとなる「うつむき姿勢」は一日の様々な場面で知らずになっている可能性があります。
もしかすると、一日のほとんどをうつむき姿勢で過ごしているなんてこともあるかもしれません。
落ちようとする頭を必死に首が支えている危険な状態を一日中行っていれば。。。
首回りの筋肉が凝り固まって、首が持っているカーブもなくなってしまうのもうなずけますよね。
うつむき姿勢を避けるには
姿勢に注意する
まずはうつむき姿勢を防ぐこと。
そのためには頭に置いておきたいのが、身体の後ろ側に重心を置くようにすることです。
最近の生活環境だと無意識にうつむき姿勢に引っ張られてしまいがちです。
うつむき姿勢を避けるためにも、
- 5㎝頭を後ろに引く
- 体重の7割を後ろにかける
ということを心掛けてみてください。
どんな人でも今から始められることですので、注意していきましょう。
ストレッチを定期的に行う
同じ姿勢でいると少しの間でも筋肉が凝り固まっていきます。
コリをほぐすためにも定期的にストレッチなどを行い筋肉をほぐす必要があります。
デスクワークなどで同じ姿勢をずっと取ることが多ければ、一時間に一回ぐらいは立ち上がって、首回りから背中までストレッチを行っていきましょう。
うつむき姿勢になってしまっても、一回姿勢をリセットすることで身体のコリを取ることができます。
首に負担をかけない枕を使用する
一日の三割ぐらいは睡眠に使っています。
身体に合わない枕を使用すると、睡眠中にも関わらずうつむき姿勢と同じような状況を一日の三割過ごしていることになりかねません。
睡眠中のベストな姿勢は立っているときと同じ姿勢をすることだといわれています。
その中で枕は身体の姿勢をささえる重要な役割を果たしています。
では、合わない枕をつかっているとどのようになるのでしょうか?
例えば、高さがありすぎる枕を使っていると頭が前に出てしまいます。
首に負担がかかっているので、うつむき姿勢と同じような状況になってしまいます。
日中は注意していたのにもかかわらず、「寝ているときにうつむき姿勢と同じようなことになっていた」とか、嫌ですよね。
このような状況を改善させるには首に負担をかけない枕を使う必要があります。
さらに詳しく
まとめ
この記事のまとめ!
- ストレートネックの原因は首回りの筋肉が凝り固まって首のカーブがなくなってしまうこと
- 長時間の「うつむき姿勢」が問題
- うつむき姿勢は日常のあらゆる場面で見ることができる姿勢
- うつむき姿勢を習慣化させないためには、
- 日ごろの姿勢に注意
- ストレッチを定期的に行う
- 首に負担をかけない枕を使用する